7人がけの電車の座席の座る順番はどのようにすべきか
電車の座席の座り方についての話です。
↓七人がけの座席があります。
端1234567端
↓シートの4,5の間に、区切りの切れ目がある椅子を想像してください。ポールは無しで、椅子の切れ目のみです。
端1234/567端
※
ここから席の埋まり方を考えます。
↓まず1,7が埋まります。端なので。
端①234/56⑦端
ここからパターンが「5,3 or 4」の2つにわかれます。
↓まずは5,3が埋まるパターンです。
端①2③4/⑤6⑦端
↓1,3,5,7の状況で次に埋まるのは2,6です。両隣に人がいるという状況は4も同じですが、2,6は1,7が空いたときワンチャン端に寄れるからです。
端①②③4/⑤⑥⑦端
そして最後に4。無事に7人座りました。
端①②③④/⑤⑥⑦端
さて、このとき全員が気持ちよく均等なスペースで座るために一番重要な役割をする人は誰でしょうか。はい、③です。
スペースを均等にするには、椅子を七分割する見えない境界線を各自が守らなければいけません。順に確認します。
↓このとき、1は2との境界線が見えませんが、端に寄れば良いです。7も同様です。
端①234/56⑦端
↓このとき、5は4との境界線が切れ目として見えているので、その線に沿えば良いです。5,7が端と切れ目に合うように座れば、6のスペースは問題なく確保されます。
端①234/⑤6⑦端
↓問題の3です。
端①2③4/⑤6⑦端
2と4両方の境界線の目印となるものが無いので、2側に寄って座ると2が窮屈になります。
最悪なのが4側に寄って座ったときです。その場合の2はスペースがあってラッキーですが、4が狭くなり、そのしわ寄せが5,6にまで及ぶことがあります。3に座る1人のミスが3人を苦しめることになります。
↓一応続きを説明しますと、1,3,5,7が正しく座れば2,4,6は間に入るだけなので、技術は不要です。
端①2③4/⑤6⑦端
まとめると、
・1,7埋まりで座るとき、自信があるなら3で、無いなら5。
・1,5,7埋まりで3に座るなら左右のスペースに要注意。
の2点です。
端①234/56⑦端
※
↓次に4が先に埋まるパターンです。
端①23④/56⑦端
まず、この状況で4に座るということ自体をオススメしません。もう一人増えて合計4人になるとき、1,3,5,7なら誰も隣接せずに4人座れるのに、1,4,7+1人だと必ず誰か2人が隣接することになります。
僕がこの状況に4人目として現れたら、3に座って④に隣接し、それを嫌う④が5にズレて1,3,5,7に軌道修正することに賭けるか、それを期待せずに2,6に座って1,7がいなくなることに賭けるか悩んでしまいます。1,7の状況で4に座るということは後続にそういう負荷をかけるということです。
※
ちなみに、前者を選択してこの状況から④がズレることに賭ける場合は、5より3がオススメです。
端①23④/56⑦端
5がダメな理由を説明します。
1,4,7から5に座って④を移動させて1,3,5,7にするのは、このような流れですが、
端①23④/56⑦端
↓
端①23④/⑤6⑦端
↓
端①2③4/⑤6⑦端
4から3へ移動するとき、大抵少ししか動きません。移動する理由が隣接を嫌うためであれば少しでも離れた時点で目的が叶うので大きく移動する必要がないし、大きく移動するのは⑤に失礼ではないかという心理的な障壁もあるとおもいます。
すると、1,3,5,7にはなるものの4の幅が狭く、後に「4,5,6まとめて窮屈問題」が発生しやすくなります。
これが、3に座って5へどかすのであれば、どく時に4,5の切れ目が目印になるので、理想の1,3,5,7になる可能性が高まります。
※
話を戻して最後に、1,4,7から2,6に座るパターンです。これにも凄く注意が必要です。
端①23④/56⑦端
↓2に座りました。
端①②3④/56⑦端
2人分のスペースがあるし、次の人がくるまでピタッとくっつくのも嫌だし、ということで、1と距離をあけ、3の幅が狭くなりがちです。
↓次に埋まるのは2人分空いている5,6どちらかです。ここでは6とします。
端①②3④/5⑥⑦端
↓続けて5が埋まったとします。
端①②3④/⑤⑥⑦端
さて、思い出してください、この時の②は①に距離をとって座ったままなので、3のスペースが狭いです。これは最後の人が3に座ったときに「3,4,5,6まとめて窮屈問題」という最悪なケースに発展する可能性があります。
2に座るのであれば、3に人が来たとき、1との距離をつめ直すことを忘れないようにしましょう。
以上です。