頭の中のメモ

twitterに書くと流れてしまうのでこちらにアーカイブ

明大前のキンダーベースに2歳の息子と遊びに行った感想

f:id:gameplayer:20180814230045j:image

お盆前の平日に息子と2人で行きました。料金は2人で3時間800円と安い。駅から5分もかからず近いのも良い。

10時過ぎごろついて中は子供が10〜15人と親。年齢はよちよち歩きから小学校手前くらいまでまちまち。

メインの空気の入った巨大な滑り台は、はじめ数回怖がっていたが、3回滑ったら一人で滑れるように。垂直に近い壁に突起がいくつかあって、ボルダリングのようで、登るのは厳しいかと思ったけれど、もうすぐ三歳の息子でも一人で登れるようになった。

他には小さなボールプール、プラレール、トミカの基地、絵本、ロディー、和太鼓、ブランコなど。

中は冷房が効いて涼しく、自販機もあるので水分忘れても大丈夫。持ち込んだご飯も食べられるけれど、途中退出が不可なのでそこだけ注意。

2時間弱いたけど、息子は最後まで楽しそうにしていました。レビューサイトで見た「2、3歳くらいがいちばん楽しめそう」というのは確かにそう思った。また、レビューサイトに汚いとあったが特に気になるものは無かった。

建物の隣にガストがあったので、そこで昼を食べて帰りました。

サッカーの得点におけるデータ分析の活用

ブラジル大会9割がペナルティエリア内のシュート。クリロナもドリブルからペナルティエリア内のワンタッチシュートに切り替え。佐藤も同じ分析を自分でして、シュート練習がペナルティエリア外からが多いので疑問感じて自分でペナルティエリア内シュート練習して得点力あげた。

という話をテレビのスポーツ番組でやっていた。

読書メモ。デザインが日本を変える 日本人の美意識を取り戻す

 

デザインが日本を変える?日本人の美意識を取り戻す? (光文社新書)

デザインが日本を変える?日本人の美意識を取り戻す? (光文社新書)

 

・生産部門はデザイナーのデータを型に落とし込むだけ。図面通りという指示だけ。そこを、デザイナーから話をしてアンベール体験させると自分ごとになる。感情的な盛り上がりが大事。
・それにより、生産部門は部品をつくっている、から、車を作っているという意識に変わった。
・感動と情報を共有することで、対立する部署から仲間に。デザインの志や戦略をしつこいくらい伝え続けた。

 

・職人の評価制度。マネージャー以外に昇進する道を用意した。誇り、モチベアップ。

 

・SHINARI(ビジョンモデル)を見て意識が変わった。QCDだけでなく、純粋に、これを作りたい、と。

 

・ミースファンデルローエのレス・イズ・モア、引き算の美学が日本らしさ。同じ引き算でもドイツと違う。合理性を追求した末の機能美がドイツの美学、豊かになるために捨てて行くのが日本。

 

・一流のデザイナーが全部直感です、というときうのみにしないこと。あるレベルまでの美しさの原則はロジカルに、その先、何をのせても大丈夫で後は好き嫌いの話、となったときに直感にしているだけ。ちゃんとロジカルと直感を組み合わせている。基礎のロジカルの部分は、当たり前だから言葉にされないだけ。

 

・クリエイターには負けず嫌いと謙虚さが必要。それが「Yes , and」の精神。

 

・魂動デザインという言葉に一年かかった。共通認識のための言葉は大事。デザインの説明にも言葉一つで大きく変わる。感覚的になものに言葉が足されて意味がつく。右脳の感覚を左脳のロジックが補完する。

 

・ご神体。生命を内包した形を突き詰めたもの。車のカタチとは全然違うが、これを変形させてSHINARIがつくられる。カタチの源泉のようなもの。

 

・SHINARIはコンセプトカーではなくビジョンモデル。これから数年のマツダのすべての車のカタチの源泉になるもの。これが受け入れられたとき社内の風向きが大きく変わった。

 

読書メモ。デジタル時代の基礎知識『ブランディング』 「顧客体験」で差がつく時代の新しいルール

 

デジタル時代の基礎知識『ブランディング』 「顧客体験」で差がつく時代の新しいルール(MarkeZine BOOKS)

デジタル時代の基礎知識『ブランディング』 「顧客体験」で差がつく時代の新しいルール(MarkeZine BOOKS)

 

・購入後のユーザとの接点もブランディング

・体験の一貫性が必要。スタバ。顧客接点の一貫性。時系列の一貫性。

 

・ブランディングは他との区別

・ブランドは識別記号と知覚価値。コーラのロゴは記号、炭酸は知覚。

・品質は知覚されて競争力に。品質だけではダメ。

 

・王者は守りと差別化。チャレンジャーの差別化施策を真似て差別性を奪う。
・チャレンジャーは差別化。既存カテゴリ内と、抜本的両面。

 

・ターゲット2種類。ブランドターゲットは強く共感し理想的ユーザー像になる。セールスターゲットは売上確保の拡販先。アップル信者と、みんなが使ってるから使う高校生。

 

・ベンツとBMW。同じ高級車でも、ベンツは伝統富裕層。地主、2代目。
・BMWは新興富裕層。起業家、投資家。自分で切り開いた人のイメージ。そこでベンツと差別化をしている。CMもそう。

 

・顧客インサイトはチャンス喚起かリスク喚起。いいことがある、これしないと悪いことがある。

 

・サントリーのエビデンスは品質の高い水。南アルプスの天然水に長年投資し、飲み物の主成分は水で、美味しさの鍵は質の良い天然水、というイメージをつくった。プレモルも天然水であることをイメージして美味しさを想起させる。

・マツダのスカイアクティブテクノロジー。細かい技術の積み重ねを一般人に言ってもわからないのでまとめる。

 

・ブランド戦略。理念は時間かかる壮大。競争戦略は即効性。

・支援者としての情報発信。パンパースは子育てする母の支援者という立ち位置で記事かく。

・2000年のサムスン。主要空港や国際会議のあるホテルに無理やり広告。最近サムスンばかり、という印象をエグゼクティブに与える。

 

・部門巻き込むブランド戦略決定は合意形成を先払いが良い。時間もまとめるのも大変だが後が楽。後払いの場合は経緯を細かく説明。腹落ちしてない人を飲みに誘うのも。

 

・ブランドターゲットのインサイトを掘る能力。自分の欲や不安、恐れを直視して言語化できる能力。あと、ユーザの本音の話ができる組織か。
・前者。なぜこれを買ったかを言語化する訓練。モテたい、できる人間に見られたい、頭が良さそうに思われたい。などが本音。建前を無くす。

 

・企業が戦略を。代理店が戦術を。

アンドロイド業界は囲い込みのために人格を移植する

f:id:gameplayer:20180807225004p:image

少し先の未来に一般家庭にアンドロイド(ロボットのほう)がある状況の話。

一緒に暮らすとアンドロイドに情がわくだろう。aiboですら墓をつくり、スマートスピーカーに挨拶をするのならば、アンドロイドにわかないわけがない。

その場合、何年かに一度訪れるであろうアンドロイドの機種変更時に困る。「2030年モデルのペッパー買ってきたから、前のやつ初期化してメルカリにだすねー」なんて簡単に処分できる存在ではなくなってしまう。

なので、ユーザは人格・記憶の移植を求めるだろう。2030年モデルの新しい外観のペッパーだとしても、「ハジメマシテ。オナマエヲオシエエクダサイ。」と言うのではなく「UserName サン、アタラシイモデルヲアリガトウゴザイマス。カイテキデウレシイデス」と言うことを望むはずだ。

一方で、これはメーカーにもメリットがある。人格を移植できるようにすれば他者のアンドロイドへの乗り換えを防ぎ囲い込みができるからだ。アンドロイドを乗り換えるということを、今まで働いていた人の首を切り別の人を迎え入れることや、家族を失い別の家族を迎え入れることくらいまで思わせれば完璧だろう。

そのためにも、メーカーはアンドロイドを人間に寄せるだろうし、最初の1体目になることが何より重要になる。スマートスピーカーがある程度会話をし、いずれこの流れで体を持つようになるとすれば、今すでにその戦いが始まっているのか?

子どもや消費者が思いもよらなかったアイデアを出すという話への疑問

大人が考えもしなかった発想を子どもがした、とか、企業が思いつかなかった発想を消費者がした、とか。その手の話を良い話のように語ることに違和感がある。それ、自分たちが考えられなかっただけじゃないかと思う。

ロジカルに考え、客観的視点を忘れなければ、子どもや消費者の考えは全て想定できるというのが持論。テストはあくまで、想定したことの答え合わせ。

 

賢い人はメルカリに1000円で出品しない

‪メルカリは販売手数料10%で小数点以下切り捨て。‬
‪1000円で出品すると10%の100円マイナスで残るのは900円。‬
‪999円で出品すると10%の99円マイナスで残るのは900円。‬

‪同じ利益なら1円安い999円の方が良い。‬競争相手より安くなるし、ケタ数減ってトイザらス効果も生まれる。

同じ理屈は450円と449円とかにも当てはまります。

美大卒がデータ分析をしている理由。デザインと論理的思考。

美大で情報デザインを学び、デザイナーとして就職活動をし、社会人になってからはhtmlとcssとjsをかき、ディレクションやマーケティングや広告運用をし、今は論理的思考を大事に思いながら理屈っぽいと思われながらデータ分析をしている。

美大とデータ分析というと真逆のように思われることも多いけれど、僕はそんなに芯はずれていないと思っている。それは、僕には才能が無く、理屈でデザインすることしか出来なかったからだ。

遡れば美大受験のための平面構成。与えられたお題に対してポスターのようなものをつくる。ここでまず配色のセンスがなかった。僕の思う配色は明度も同じで補色もめちゃくちゃ。自分にセンスがあると思っていたけれど何度やってもダメ。夏期講習でも絶望的な評価をもらいまくった。

あるとき年の離れた兄(彼も美大生)に平面構成の話をしたら、そんなに出来ないなら、うまい人の色を覚えて、その通りの配色を使えば良いと言われた。また、アクリルガッシュの色を混ぜるのは難しいから、チューブそのものの色だけを使う方が良いともいわれた。この色はむらが出やすいから極力避けた方が良いという話も聞いた。

それから僕は予備校の参考作品集を漁り、「チューブの色そのもので構成された配色」を探して自分の中にストックすることにした。さらに、参作を見ていくうちに平面構成のやり方自体もパターンが見えてきた。「機をてらわずストレートな表現で良い。ストレートな表現の中に1つ工夫があれば良い。目立たせたい部分の色とその補色の2種類の色味で十分。自由曲線は使わず定規とコンパスでつくれる線に絞る。」と覚えたことを今でも覚えている。もちろん、この法則に合わない作品もあったが、現役生の自分が真似できるのはここまでだという線を引いた。受験の目的は1位をとることではなく合格点を取ることだからだ。

その後はというと、僕の中の理屈と配色がドンピシャに合うお題の時には最高評価をとることができた。現役クラスで初の1位になった時のお題は「SKY」。浪人生と混ざったときに最高クラスの評価をとれたお題は「さんすう」。この2つは今でも覚えている。一方で、理屈が通じなかったり配色ストックが弱い暖色系のお題の時は、受験直前まで最低評価をとることもあった。

僕の平面構成に対しての理屈は完璧ではなかったけれど、少なくとも感性だけに頼っていればもっと悪い結果しか出せなかったと思っている。僕は平面構成を通じて「自分の感性に頼るよりも理屈を重視したほうが結果が出る」という体験をした。

美大に入ってから、周りには今まで以上に凄い人が沢山いた。(元々絵が描けなかったけど、)こいつら相手にイラストレーターになるのは無理だと思ったし、グラフィックデザイナーも無理だと思った。その中で、悪く言えば消去法、よく言えば強みを活かせると思い辿り着いたのがUXだった。

具体的な課題で言えばウェブデザイン。そこで求められるのはビジュアル以外に、ユーザの体験のために必要な構造を理論立てて考える能力だった。ついでに、htmlやcssみたいなコーディングも趣味でやっていたので丁度良かった。

そんな感じで、受験の時にセンスのなさを自覚して理屈という方法に会い、美大ではそれが活きるUXデザインに会い、色々あってデータ分析をする今に至る。

自分の意見を通すための理屈と感情の配分

会社でも家庭でも良いんだけど、いやどちらかというと会社か。そこで意見を通すには、理屈8割の感情2割くらいが丁度良いと思う。

ほとんどが理屈なんだけど、最後の一押しだったり、共感を得て進めるためだったりに、スパイスとしての感情は有効。