頭の中のメモ

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大学受験の思い出:美術予備校入学編

高2の冬、廃人化していたFF11を辞めて美大行こうと決め、新美の現役生コースに通うことにした。
初めの授業はデッサン。既に通っている同学年の人がいる中、新入りとして教室に入って描いたのはマルスの石膏像。

学校の美術の授業では学年上位の成績とってたから、少年ジャンプの主人公みたいに隠れた才能があって、「初めてなのにスゲー!」ってなるんじゃないかとか思いながら描いた。


数日後、講評の日。部屋の壁にはパネルを立て掛ける仕切りみたいなのがあって、そこに全員が作品を置く。
それを講師が見て、良いものは上、通称"上段"に、悪いものは"下段"に、それ以外は"中段"に振り分ける。

その時点で他の人が描いてる絵も見えるんだけど、それでも僕は上段いくかななんて思いながら中段に置いた。


結果は想像通りの下段。形も取れてない真っ黒でペタンコのマルスは即行下段にいった。
今考えてみれば当然のことで、受験のデッサンはセンスではなく練習で上手くなるものなんだから、経験値0の自分が下段の隅に行くのは当たり前。
でも、変なうぬぼれもあったから、全身から汗が吹き出るほど恥ずかしかったし、自分の番の講評が始まってみんなの前で講師からアドバイスをもらってる時は恥ずかしいわ悔しいわで泣きたくなった。

そんなスタート。